SSブログ

世界のなぞなぞ [本]

立川ecute内の書店「PAPER WALL」にて、懐かしい本に出会った。
シリーズ世界のなぞなぞ「赤のなぞなぞ」*1、「白のなぞなぞ」*2、「黒のなぞなぞ」*3
なぞなぞ、クイズ、パズルの大好きだった子ども時代、多湖輝「頭の体操」シリーズ同様、何度も何度も図書館から借り出した本である。

感激のあまり手にとってみて、編者が柴田武、谷川俊太郎、矢川澄子、さし絵が佐々木マキ、村井宗二、長新太、装幀が安野光雅であることを知る。
子ども時代はなぞなぞの本として読んでいたが、大人になって読んでみるとこれ、詩集である。 「PAPER WALL」でも「詩」という棚に並んでいた。
たとえば「目」というこたえを持つ各国のなぞなぞがまとめて並べられているのだが、なぞなぞの問いの方が「目」について詠んだ詩という風情なのだ。国による表現の違いもおもしろいし、「はげ頭」というこたえのなぞなぞなんかは結構笑える。

1986年が初版だが、今回購入したものも初版で、なんと当時のものと思われる読者カードと新刊案内のチラシが挟まっていた。時を経て自分の手元に届いた感があって、なんだか嬉しくなった。どこの倉庫に眠っていたのだろうか。
現在の刷次はどれくらいなのだろうと思い、ジュンク堂書店池袋本店の棚の現物にあたってみたところ、そちらも初版のものだった。初版時に何部刷られたのかわからないが、増し刷りしていないのかな。
ちなみにジュンク堂書店池袋本店では、2階趣味・実用書コーナーの「クイズ」の棚に並べられていたが、詩集の棚か児童書の棚に並べた方が売れそうである。

シリーズ世界のなぞなぞ


*1 柴田武, 谷川俊太郎, 矢川澄子編; 佐々木マキえ 『シリーズ世界のなぞなぞ 1 赤のなぞなぞ』 大修館書店 1986.4
*2 柴田武, 谷川俊太郎, 矢川澄子編; 村井宗二え 『シリーズ世界のなぞなぞ 2 白のなぞなぞ』 大修館書店 1986.4
*3 柴田武, 谷川俊太郎, 矢川澄子編; 長新太え 『シリーズ世界のなぞなぞ 3 黒のなぞなぞ』 大修館書店 1986.4


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 2

snorita

とってもなつかしいです〜。頭の体操もよく読んでたし、この本もかりてました。
谷川俊太郎/安野光雅、だったのですね。子どもの頃だから、もちろん意識してなかったです。
こった本作りをしてたんですねえ。感激です。
by snorita (2008-11-06 10:20) 

デクノボー

そうなんですよ。子どもの頃はもちろん知らなかったのですが、かなりの豪華メンバーが携わっている本だったんですよ。
なつかしさを共有できてうれしいです。

by デクノボー (2008-11-07 10:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。