SSブログ

混じりあうこと、消えること [舞台]

新国立劇場 演劇2007/2008シーズン シリーズ・同時代Vol.2 『混じりあうこと、消えること』
2008年6月27日~7月6日 新国立劇場小劇場
作:前田司郎 演出:白井晃 美術:松井るみ
出演:國村隼 橋爪遼 南果歩 初音映莉子

新国立劇場へは何度かお芝居を観に行っているが、どうもハイソな感じの客層が苦手。ただ今回は、作家が前田司郎のせいか、いくぶん若手演劇人風の人も多かった。若手演劇人風の人ってどんな人だって話ですが。
観劇前は、新国立劇場と前田司郎の組み合わせのギャップ以上に白井晃と前田司郎の組み合わせにギャップを感じていたのだけれど、観終わってみると、これまでの白井演出作品である「ノーセンス」(ミヒャエル・エンデ「サーカス物語」がモチーフ)や「偶然の音楽」(原作:ポール・オースター「偶然の音楽」)なんかと通じるものがあるかなと感じた。ということは、前田司郎はエンデやオースターと通じるものがあるってことか?

なんというか前田司郎の作品は、観る人・読む人の感情を動かそうとはしていない感じがして、そこが好きかもしれない。
小説「誰かが手を、握っているような気がしてならない」(講談社 2008.3 初出:「群像」2007年11月号)もおもしろかったです。

誰かが手を、握っているような気がしてならない

誰かが手を、握っているような気がしてならない

  • 作者: 前田 司郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/03/20
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

幻影に惑う魔法の時間 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。