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「すごい駅!5番勝負」 [晴れの日のひとりごと]

ジュンク堂書店池袋本店で催された「すごい駅!5番勝負」へ行く。『秘境駅Ⅲ』(メディアファクトリー 2009.7)の刊行を記念した、著者のお二人、秘境駅訪問家の牛山隆信さんとフォトライター栗原景さんによるトークセッション。
わが同居人がこの『秘境駅』のシリーズや横見浩彦、牛山隆信著『すごい駅』(メディアファクトリー 2007.11)のファンであるため、連れられて出かけたのだが、非常におもしろかった。

5番勝負と題し、与えられたお題に牛山さんと栗原さんのお二人がそれぞれ一駅を挙げてプレゼン、どちらに行ってみたいかと観客の投票で勝負するという内容。
お題は『すごい駅』の章立てにのっとって、「木造駅舎の駅」「一風変わった駅」「海辺の駅」「すごい秘境駅」「旅情を感じる秘境駅」の5番。各お題にお二人が挙げた駅を紹介すると。

【木造駅舎の駅】
栗原: 上神梅(かみかんばい)駅 わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線
      ※観光化されておらず地元民が利用
牛山: 知和(ちわ)駅 JR西日本 因美線
      ※同じく観光化されておらず駅舎では地元のカラオケ大会が開かれたことも

【一風変わった駅】
栗原: 糠南(ぬかなん)駅 JR北海道 宗谷本線
      ※物置を改造した1人しか入れない待合室
牛山: 土合(どあい)駅 JR東日本 上越線
      ※462段の階段で屈強な駅員の養成ができる?

【海辺の駅】
牛山: 鎧(よろい)駅 JR西日本 山陰本線
      ※ベンチがホーム側でなく海側を向いていた
栗原: 新芝浦(しんしばうら)駅 JR東日本 鶴見線
      ※海芝浦でなくあえて新芝浦

【すごい秘境駅】
牛山: 小幌(こぼろ)駅 JR北海道 室蘭本線
      ※トンネルとトンネルの間
栗原: 大志田(おおしだ)駅 JR東日本 山田線
      ※1日3本しか止まらない 駅に設置された時刻表の字の大きさといったら

【旅情を感じる秘境駅】
栗原: 小和田(こわだ)駅 JR東日本 飯田線
      ※最寄の1件のお宅のための駅 郵便配達も列車でやってくる
牛山: 大畑(おこば)駅 JR九州 肥薩線
      ※SL時代の名残が随所に見られる

話の端々にお二人の「駅」に対する愛が感じられ、特に栗原さんはプレゼン上手で、どの駅にも行ってみたいと思わされた。まあ、そうそう行ける場所ではなさそうな駅ばかりだけれど。
トークセッション終了後は、会場にいらしていた『すごい駅』の著者の一人で全駅下車でおなじみの横見浩彦さんも交えてのサイン会。われわれもしっかりサインをいただく。

ところで、牛山さんは木曜日に開かれたこのイベントのためにお住まいである広島を月曜日に出てこられたそうである。
片道切符で、広島→因美線→鳥取→山陰本線→小浜線→敦賀→北陸本線→信越本線→羽越本線→奥羽本線→青森→東北本線→盛岡→東京と4日かけてまわって来たのだとか。
さすがだ。

秘境駅III

秘境駅III

  • 作者: 牛山隆信・栗原 景
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/07/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
すごい駅! (ナレッジエンタ読本 3)

すごい駅! (ナレッジエンタ読本 3)

  • 作者: 横見浩彦(JR・私鉄全線全駅下車達成者)×牛山隆信(秘境駅訪問家)
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2007/11/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(1)  コメント(2) 
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コメント 2

rosemary

うっとりしますけど、いざ実際に自分が行くことを考えると
相当に困難がありそうですよね。
食料調達とかお手洗いとか・・・・。
by rosemary (2009-08-01 10:51) 

デクノボー

そうですね。お手洗いはかなり重要な問題かも。
そういう点ではやはり、こういうのは男性向けの趣味なのかな。
by デクノボー (2009-08-05 07:13) 

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